コスメティックス・ラボ 研究員紹介
洗浄・ヘアケア担当
皆さまは「朝シャン」をご存知でしょうか?
これは朝にシャンプーをする事を略した言葉です。
日本全体にパワーが溢れていたバブル時代に生まれた、それまで日本人の生活習慣には存在しなかったブームのひとつです。
髪の汚れを洗い流す事だけだった洗髪の価値観は、この頃から髪をサラサラにしたい等の目的にニーズがシフトし、今では朝シャンはごく自然な事として定着していますよね。
そこで、シャンプーしながらコンディショナー成分を髪に残す研究を行い、髪の仕上がり感を高めた、トリートメント効果のある製品開発をした研究員がいます。
30年もの間、大手有名化粧品メーカーで勤務し固形石鹸から始まり泡の出るボディソープやシャンプー・洗顔・クレンジング等までの界面活性剤の技術が基礎となるトイレタリー全般の処方開発実績があります。
現在は D5代替オイル を使用したメイク落としクレンジング、ポンプフォーマー用洗浄剤の処方開発やヘアケアを担当しています。
今の時代の流れが石油成分から植物性成分へと変化する中で、両方の良い部分を活かした処方提案する事にも注目しています。
刻一刻と変化する状況に対応出来る適応力と柔軟性のある彼の手に掛かり誕生する開発製品は、今では真新しいものでも数十年先には当たり前なものになっているかもしれませんね。
洗浄・ヘアケア担当
泡が日々の洗浄場面で様々な役割を果たしていることを皆さまはご存知でしょうか。
泡は使用者に洗い心地をよく感じさせたり、洗浄力をあげたりマイルド性を提供したりすることができます。
そんな泡の評価に欠かせないのがフォームアナライザー。ラボでは様々な観点から泡特性を探求し、お客様のニーズに対応できるよう洗浄製品を提案したり、ヘアケアに有効な製品の開発に日々注力しています。
化粧品業界に進むことを決意したのは中学時代。当時思春期のニキビで悩んでおり、化粧品に出会ったのがきっかけでした。これまでに製品開発と基礎研究の両方を経験しましたが、基礎研究では5年先、10年先を見据えてシーズ、ニーズを製品に落とし込まなければならないため様々な苦労をしました。どのプロジェクトも1人でできることは限られていますが、人との繋がりを大切にすることで新たな知識を得ることや見識を広げてきました。現在はサステナビリティやSDGsの重要性にも注目しており、化粧品原料の再利用や未知の成分を探求し、新たな効果を見つけ出し、これまでにないようなさらなる製品の進化を目標にしています。
化粧品の力で人々を心から笑顔にし、幸せな世の中を創りたいという信念のもと、地道な作業をひとつひとつ丁寧に行い、魅力的で効果的、環境にも優しいすばらしい製品開発をこれからもしてくれるでしょう。
スキンケア担当
天然由来でシリコーンの感触に近く、ドライな肌触りを付与できるエモリエントエステルがあります。
ラボでスキンケア処方の開発を担当しているので、 この優れた製品 に注目しています。
生薬製剤で有名な製薬会社で成分分析に携わっていた頃に「もっと物作りの仕事がしたい!」と化粧品業界に飛び込み、その業界で20年以上も勤務していました。
大手有名化粧品メーカーでは、フェイスケアやハンドクリーム等のスキンケア製品の開発に携わっていましたが、より自由な研究開発を求めて日系高級化粧品メーカーに転職をします。
その後フランスにある世界最大の化粧品会社が買収をし、そこでは会議やメールが英語に切り換わり、大変な思いもしましたが臨機応変に対応をしていました。
現在はラボで様々な、素材・原料を用いて、その原料の特性に留意したスキンケア処方を組み、「こんな感触の製品が出来ます」などの提案をしています。
普段は、大河ドラマに端を発しお城見学に出向いたり、友人との草野球から始まり野球観戦、裁判ものからRPGまでのTVゲームをする等、多趣味で行動的。
そんな幅広い知識や探究心の強さから、今後のスキンケア製品開発にも能動的に新しい気付きを生み出してくれるはずです。
スキンケア担当
化粧品を選ぶ際には、自分の肌の悩みや目的に応じた製品を選ぶことが重要で、適切な製品を見極めることが、効果的なケアにつながります。
現在ラボでは皮膚画像解析装置、皮膚計測機(水分量、水分蒸散量、皮膚摩擦力、皮膚粘弾性などを測定する機器)を使用し、スキンケア製品の効果を最大限に引き出すための研究を続けています。
大学時代から研究を重ね、その知識を活かせる職を探し化粧品のOEM開発へ就職。シリーズ製品の美容液の開発に携わり、テクスチャーやコンセプトなどの顧客の細かい要望に応えながら試作品を何度も改良し試行錯誤を重ねて1年以上かけて完成させた経験があります。
プライベートでも化粧品の新製品をチェックし、店頭に足を運んで実際に見たり触ったりと製品の特徴や流行を掴むことで、実務に活かしています。最近では中身だけでなく、容器や使い方にも工夫が凝らされた製品が多く、製品全体をチェックすることで情報を得て、新たなアイディアを考えています。
そんな勉強熱心な姿勢から、原料の知識をより深め、具体的な効果や使用方法、処方の提案をするためのデータ収集に注力しています。仕事を通じて信頼される会社を築き、高品質な製品開発を追求し、顧客満足度を高めながら自身も会社もさらなる成長を期待しています。
商品へのご相談・ご質問は、こちらからお気軽にお問い合わせください。