医薬品ラボ 研究員紹介

研究室長 (2021年入社)

風呂上り、手足にワセリンを塗擦し、アカギレ、皮膚の保護に努めています。

真夜中に目を覚ました時、痒みが発生することもよくあり、寝る前にもワセリンを塗布しています。

老人性乾皮症気味であり、化成の衣類を着ると肌で赤身が出現し、痒くなる傾向も歳を取ると共に増えて来ました。

添加物配合のクリームは、肌に合わず、安全性の高いワセリンを愛用しています。

私は、大手医薬品、ジェネリック及びOTCメーカーに転職しましたが、職務は製剤化研究一筋の50年間続けています。

処方設計した製品がいくつか市販あり、数件の特許を出願しました。

特に、半固形製剤の研究期間が長く、ワセリン、流動パラフィン等の当社取扱い製品に関して熟知しています。

古希を過ぎましたが、技術者バカを続けながら勤務しています。

休日は、手製用具を使用し、介護施設、幼稚園/保育園等でマジックを演じ、驚いた顔を見ることを楽しんでいます。

 研究員 (2014年入社)

弊社神戸センター製造・分析センターにて、各種医薬品原料の日本薬局方、医薬部外品原料規格の試験に6年間携わってまいりました。

その中で様々なグレードの流動パラフィン、ワセリンを実際に触ってきました。

現在は各種医薬品原料、特にワセリンの特性評価、処方検討のため、知識・技術の集積のため、調査・勉強・実験の毎日を送っています。

一言にワセリンといっても、様々な分子量、及び構造の炭化水素の混合物であるという性質上、多様な性質を示します。

硬いグレード、軟らかいグレード、延びやすいグレード等、用途は多岐に渡り、無限の可能性を秘めている材料であると実感しております。

その知見を集積することによって、製薬メーカー、最終的には患者様へ有用なデータをご提供することを目標としています。

医薬業界への知識という面でまだまだ未熟な部分もありますが、お客様との交流によって自分自身の知見を深め成長していきたいと思いますので、ご指導と鞭撻の程宜しくお願いいたします。

 研究員 (2022年入社)

以前はベンチャー企業の研究員として機能性素材の研究を行ってきました。

その後、化粧品OEMに勤めスキンケア製剤の開発を行っておりましたが、そこで取り扱っておりました「原料」に興味を持ち、原料の基礎研究という世界に踏み込みました。

現在はワセリンを中心とした弊社が取り扱っている医薬品原料についての基礎研究を行っており、医薬品分野や分析分野のスペシャリストに挟まれて発見と勉強の毎日です。

ワセリンは古くから軟膏基材として知られており弊社でも取り扱いの多い炭化水素混合原料です。

一概にワセリンといってもそこに含まれている炭化水素の炭素数(分子量)や構造状態(直鎖状や環状)などで物性に差が見られます。

同じ表示名称であっても各社商品や各グレードによって使用感や物性に差が見られるというのは魅力的であり、また、様々な可能性が感じられます。

このような特徴を自身で理解したうえで応用的な使い方を探求し、基礎から応用まで幅広い情報の発信や、ニーズに合った素材の提供をしていけたらと思います。

様々な人と意見を交換し、視野を広げていってできたてのこのラボとともに成長していきたいです。

商品へのご相談・ご質問は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

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