HODシステム
商品名
HODシステム
中圧紫外線ランプを用いた水の紫外線殺菌装置。照射量のモニタリング。設定紫外線量を自動的に維持するインバーター。防錆材質(海水で5年間ランニング試験済み)で簡単なメンテナンス。殺菌データの記録保持。微生物、寄生虫、ウィルス、原虫、付着生物に対して有効。

製品説明動画
製品概要
アトランティウム紫外線殺菌装置は従来の紫外線殺菌装置とは全く異なり、殺菌性能の可視化、高殺菌性能、メンテナンスの簡易性など、様々な利点があります。
1.殺菌性能がモニタによって可視化されている
2.中圧紫外線ランプを使用した細菌、ウィルス、付着生物に対する確実な高殺菌性能
3.従来のものよりはるかに高性能な殺菌装置(10⁻⁴~10⁻⁶)
4.バリデーションEPA、FDA等による性能確認とモニターとの整合性が確認されている
5.透過率と流量を検知して照射量を変化させる自動追従性
6.細菌、ウイルス、幼生、寄生虫などあらゆる水生生物に効果
7.光再活性がない
8.耐塩水性能
9.簡単なメンテナンス構造と内部洗浄
10.運転状況の記録
11.大容量処理
12.全運転データの記録(オプション)
13.省エネ・省消耗品
それぞれの違いについての説明は以下に記載します。
1.殺菌性能の可視化
モニター画面で初期値として必要照射線量、MAX流量、紫外線透過率を設定しておくことによって、これらの個々の数値が変化した場合、設定値に対して装置が出力を自動で調整します。
それによって、装置を通過した処理水には確実に必要照射線量が照射されていることをモニタで確認できます。
2.中圧紫外線ランプを使用した確実な高殺菌性能
高殺菌性能中圧紫外線ランプを使用することによって細菌、ウイルス、付着生物に対する確実で大容量の殺菌が可能となっております。
現在は10m³/hから8000m³/h程度までの設備を納入しております。
3.高性能な殺菌装置
10⁻⁴(ウイルス)から10⁻⁶(MS2)の米国EPAのバリデーションマニュアルによる第三者機関によって証明がされています。
4.バリデーションEPA、FDA等による整合性確認
モニターに表示されている数値と、バリデーションの数値が一致していることの整合性が証明されています。
5.照射量の自動追従性
2つのセンサーによって照射紫外線量と処理水の紫外線透過率をモニターすることによって、インバーターによって変化する条件に自動的に追随するようになっています。
また、装置自体が非常に低圧力損失構造のため、流量が変化してもショートパス等が発生しにくい構造になっており、安定した殺菌性能が確実に得られるようになっています。
6.あらゆる水生生物に効果
アトランティウムの標準紫外線照射量設定は120mj/cm2になっておりますので、水産で問題になっている細菌、ウイルス、幼生、寄生虫などの微生物のほとんどを処理できるようになっております。
7.光再活性がない
中厚紫外線ランプの幅広い波長帯域のため、低圧で処理できるようなDNA、RANのチミンダイマーはもちろんのこと、強力な280nm~300nmの長波長によって蛋白編成を起こすため、光再活性化反応が起きないといわれています。
このため、アトランティウムではウィルス、幼生、寄生虫などに対しても確実な殺菌性能が得られます。
アトランティウムは広島大学大学院付属 瀬戸内圏フィールド科学教育センター 竹原ステーション 水産実験場にテストプラントを設置してウィルス制御プロジェクト研究センターで沖中 泰 准教授がノダウィルスを使用して装置の性能テストを行って確認しております。
8.耐塩水性能
国内において砂濾過海水を5年間使用した装置の状態を以下画像に示します。
また、1年間使用した後でウエスを使用して内部洗浄することによって汚れがきちんと落ちていることの確認ができています。
9.簡単なメンテナンス構造と内部洗浄
装置は下図のようなユニット形態になっておりますので、簡単な配管工事と200V3相電源をつなぎこむだけで簡単に設置ができると同時に、装置はキャスタで簡単に引き出せるため、内部洗浄なども短時間で簡単に行うことができます。
10.運転状況の記録
運転状況はタッチパネルによってワンプッシュでイベントログによって確認することができるようになっております。
装置のON・OFF状況、トラブル状況はすべてこれによって確認することができます。
11.大容量処理
アトランティウム紫外線殺菌装置は海外においては大容量殺菌処理を行っており、数100m³/h~8000m³/h以上の処理盧のものまで実績を持っております。
大容量のほとんどは水産、発電用冷却水、海水淡水化プラントとなっております。
12.全運転データの記録(オプション)
オプションによって、運転データはすべてデータとして記録できるようになっております。
これによってトレーサビリティなど様々な要求に対応できるようになると同時に同じパソコンによって現場のタッチパネルモニターを遠隔において監視することが可能です。
13.省エネ・省消耗品
設定された必要照射線量によって、装置が自的に出力を調整するため、消費電力は必要量のみを使用することになるので、大きな省電力効果があります。
また、ランプも負荷が小さくなるため、ランプ寿命も必要照射量によって管理でき、ランプ交換頻度も少なくなります。
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