Shima's Stories 1

天然由来の化粧品原料で
海の生態系を守る。

Point

Find
マイクロプラスチックによる
海洋汚染が深刻化
Design
ユーザー視点で、新たな素材配合
による代替原料を開発
Create
従来品に近い使用感と環境への
対応で、多くのヒトを笑顔に

関連するSDGs

6 安全な水とトイレを世界中に 14 海の豊かさを守ろう

Key Person

医薬・化粧品事業本部 化粧品営業部

三吉 比奈子

高校時代に化粧品の魅力に惹かれ、「自分でも作ってみたい」という想いから大学では薬学部に所属。その後、新卒で入社した化粧品メーカーで営業を担当するうちに、「もっと深いところで知識を活かしたい」と考えるように。そこで2018年、商社のなかでも化粧品原料に強みを持つ島貿易へ入社した。営業担当と研究者、両方の顔を持つ “セールスエンジニア”として活躍している。

マイクロプラスチックによる海洋汚染が世界的な課題に

近年、プラスチック製品の海洋への流出が世界中で問題になっています。化粧品の基材に使われているマイクロプラスチックもその一つ。洗い落とされた化粧品とともにプラスチックが海に排出され、生態系の破壊につながるという指摘から、EUなどでは法規制の動きも広まっています。こうしたなかで島貿易は、メーカーと協力し、数年前から海を汚染しない代替原料の開発を始めました。

基材の組成が変わるということは、当然、触り心地が変わるということ。つまりユーザーにとって重要なポイントである「使用感」が変わってしまいます。「環境課題への対応」と「従来の使用感の再現」の両立こそ、プロジェクトの最大の難関でした。

コスメティックス・ラボで
試行錯誤を繰り返し、
独自の代替原料の開発に成功

検討の末、最終的に注目したのが、ある生分解性パウダーです。環境対応の観点では最適と言える素材でしたが、これもマイクロプラスチックの使用感を再現できないことがネックとなっていました。そこで、この天然パウダーを核に複数の素材を組み合わせるべく、素材メーカーとともに開発に着手。試行錯誤の果てに、環境を汚染せず、従来品に限りなく近い使用感を実現した独自原料が誕生したのです。

といっても、これを使った化粧品が店頭に並ぶのはまだ先の話です。私たちの生み出した原料が本当の意味で「海を守る」ときを夢見て、さらなる改善に取り組んでいます。

Key Point

研究、販売、そして“使用”――
身につけた知識も活かしながら、「ユーザー目線」で考える。

大学時代から化粧品原料の研究をしていた私は、営業・販売だけでなく研究開発にも携わる「セールスエンジニア」として働いています。特に大切にしているのが、日常的に化粧品を使用するユーザーとしての目線。お客様のほんの小さな「こうだったらいいな」という声に気づけるよう、ドラッグストアやSNSを頻繁にチェックし、化粧品業界の最新のトレンドを常にチェックしています。そうして「次に改善できることは何だろう」と考える。苦しくもワクワクする仕事です。これからも、たくさんのヒトを笑顔にする化粧品を世界に提供していきたい。それが環境にもやさしかったら、とても素敵ですよね。

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