Liponic EG-1

商品名

Liponic EG-1

Liponic EG-1とは

Liponic EG-1は、グリセリンの26モルエトキシレートです。  湿潤剤、可溶化剤、共乳化剤、 および皮膚コンディショニング剤として使用することができる多機能成分で、 分散剤、粘着防止剤、粘度調整剤、可塑剤、泡改質剤、および優れた潤滑剤としても機能します。また、ブチレングリコール代替物として利用することもできます。

Liponic EG-1の機能

スキンケア用途では、Liponic EG-1はその保湿性と皮膜形成により優れた皮膚保湿を実現します。 他の主な利点としては、 塗布時間の軽減、スムーズでソフトな肌触り、エマルジョンの外観改善、粉末状の有効成分や色素の可溶化特性などが挙げられます。

Liponic EG-1は、グリセリンにありがちな粘着性がなく滑らかでエレガントな感触を付与します。グリセリンまたはブチレングリコールと組み合わせて使用する場合、粘着性を軽減して全体的な肌感触を改善するため、フォーミュレーションに優雅さを与えます。

界面活性剤システムでは、Liponic EG-1は泡の体積や密度を高める特性があり、クレンジング性能でも利点を付与します。硫化物を含まないサルフェートフリーのボディーウオッシュやシャンプーのための数多くの研究がこの効果を示しています。

Liponic EG-1の保湿性能

オイルインウオータータイプのローションに使用された場合、プラセボのローションと比較して、Liponic EG-1は優れた保湿性を示します。

図は、SkinLab™湿度コンダクタンス測定による測定値です。 測定は10人のパネリストの前腕で行なわれ、プラセボローションとLiponic EG-1を5%含むローションの塗布部の保湿性の経時変化が測定されています。

サルフェートフリーの界面活性剤組成におけるフォームクオリティの向上

画像では、同量のLiponic EG-1とグリセリンがそれぞれ配合された界面活性剤のパフォーマンスが比較されています。

サルフェートフリーのクレンジング界面活性剤系(シャンプーなど)は、発泡性が低く発泡密度が粗くなることが知られていますが、Liponic EG-1が配合された処方では泡体積と泡密度を改善されることを示しています。

サルフェートフリーシステムにおけるLiponic EG-1の評価

シャンプー:
図1はサルフェートフリーシャンプーのパネリスト評価です。3%のLiponic EG-1を含む配合とLiponic EG-1無しの対照配合が比較評価されています。 湿潤感、なめらかさ、櫛通り、乾燥時間など多くの項目がLiponic EG-1の使用で改善されることが示されています。

ボディーウオッシュ:
図2は手洗い試験におけるパネリスト評価です。泡の量、外観、感触が比較されます。 サルフェートフリーのボディウォッシュ製剤において、グリセリンを同量のLiponic EG-1で置き換えた同一配合の製剤が比較されています。パネリストの多くがLiponic EG-1を使用した配合に好評価を示しています。

詳細説明

長時間持続する保湿性が皮膚の湿潤を改善

より滑らかな肌触りを与える

明るい白系統の優雅な色調を創り出す

泡の量と密度を向上させる

毛髪の感触向上

広いPH領域で安定

着色剤の可溶化特性

主な用途

クリーム・ローション

サンケア製品

BBクリーム&CCクリーム

フェイシャルマスク&クレンザー

ボディーウオッシュ&リキッドソープ

シャンプー

規格値

項目 規格値
外観 無色~微黄色の液体
水酸基価 128-138
酸価 0-0.5
強熱残分 0.5%以下
重金属 20ppm以下
ヒ素 2ppm以下
pH 4.5-6.5

表示名称/INCI名

表示名称:グリセレス-26
INCI名 :GLYCERETH-26
医薬部外品名称 :ポリオキシエチレングリセリン(26E.O.)
中文名称:甘油聚醚-26


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